
こんにちは、Tomoyaです。
今回は「内気でも大丈夫。会話力を伸ばす4つの質問とルール」というテーマでお話したいと思います。
本記事の信頼性
この記事は下記に示します書籍を参考に、構成されています。
選書の基準は「科学的根拠がある」「実際に、私(Tomoya)が読んだことのある書籍」となります。
※根拠のない記事・書籍は載せません。
※万人当てはまるわけではありません
目次
1. 質問力とは
質問は、”人生を楽にするためのツール” です。
人間関係や仕事。様々な場面でコミュニケーションは必要になってきます。そんな時、「この人すごいな」「話しやすいな」と思われたら、悪い気を起こす人はいないですよね?
実際、私も質問力を上げることで人間関係が楽になりました。
私は今でも結構な人見知りです。はじめましての方を前にすると、ガチガチになってしまいます。(;'∀')
けれど、自分がその場で何を言うべきか、何を質問すれば相手を知ることが出来るのか
これらを知っているだけでも、かなり気楽になり
本来の自分で、その人と接することが出来ます。
少し大げさですが、まずは「周りから称賛を得たり、仕事がはかどりやすくなるツール = ”質問力” 」といった認識を共有しておきたいと思います。
2. 質問する前の4つの自問自答
誰かに質問をする前に、まず自分に問いかける質問を見ていきます。
質問は相手から答えを引き出すためのもの。つまり、質問者にはそれなりの責任が問われます。なので、「自分はなぜこの質問をするのだろう」。
こんな風に問いかけた後、下記の4つの質問を自分に行ってみてください。
①この質問(誰かに対する質問)の目的は?← 何をしたいのか
②誰に質問しているのか?← 学生、課長、社長など
③質問に最適な場所・時間・共通点は?← ②で出た答えから導き出す
④この質問はどんな影響力を持つのか?← この言葉が導き出す結果 など
一例を見てみましょう。
②誰:ベンチャー企業の社長
③共通点:SEOに関心がある
④互いのマッチ:[自分]SEOに精通してる、[相手]SEO対策をしたい
②誰:同じクラスの人
③共通点:幸せな時間を過ごしたい
④互いのマッチ:[自分]バンドを組んでる、[相手]ギターに興味がある
こんな感じですね。
このような大まかなリストは一見、面倒に思えます。しかしこれは、仕事だけでなく、プライベートにも使える便利なツールになります。
しかし、いくら便利なツールと言われても、実際に使ってみるといくつか忘れてしまう要素(①~④)があると思います。
その対策として 「自分が話をする相手は誰か」を意識する。
ぶっちゃけ、これだけでいいと思います。
例えば、今から自分が「ある商品」についてプレゼンするとしましょう。
その時点で、あなたは「何をプレゼンするのか」「いつプレゼンするのか」「最終的な目的は何か」の3つの要素は知っています。しかし、「相手は誰か」について一切の情報を持っていないとします。
するとプレゼンの内容は、とても凡庸性に長けたものになることは想像できます。
こうなってしまうと、もうお分かりでしょうか?
そのプレゼンの面白さ、皆無に等しいですよね。
「結局、何が言いたいの?」「それうちじゃなくても出来るよね?」みたいな言葉が飛び交うこと間違いなしです!
なので、私は学校やアルバイト先でプレゼンを行う時、必ずこのリストを使って、台本を作成しています。この記事を書く際も、「まずリストを作る → 台本を書く → 記事を書く」という順番で書いています。
再度になりますがこのリスト、ほんとうに面倒だと思います。
僕は毎回「めんどくせー」って言いながら作ってます。
けれどリストを作らなかった時の失敗を想像すると、作らずにはいられません。
強迫観念ってやつですね。(笑)
少し長くなってしまいました。
では次に、会話を弾ませるための4つの質問を見ていきます。
3. 会話における4つの質問ルール
会話だけではなく、他のテーマ(食事、デートコース、ゲーム、筋トレなど)でも、ある程度 ” 自分ルール ” というものを持っておくことをお勧めします。
ここでは、実際に私も取り入れている ” 質問のルール ” を見ていきましょう。
3-1. 質問のルールその① ” 相手とのギャップを埋めよ!”
僕が会話している時、常に意識していることは ” 相手とのギャップを埋める ”
これだけです。
実はこの記事にも、定義の共有を記載してあるのですが気づきましたでしょうか?
初めのこの部分ですね↓

" 意味やイメージの共有 " を日常的に意識をしている人はなかなかいません。
それゆえ、喧嘩やトラブルの原因は、お互いの「誤解」「認識違い」がほとんどです
では、どのような質問をすれば「誤解」「認識違い」が起きないのか
その具体例を見ていきましょう。
・「ここの言葉、あなたは具体的にどうイメージして使われてますか?」
・「~時頃って10分前後?5分前後?それともピッタリ?」
・「~みたいなって具体的にどんなの?」
・「本題に入る前に、お互いのイメージを共有しませんか?」........ など
相手に「なぜ意味を聞くのか」「なぜ共有しようと言ったのか」などの、 理由も合わせて説明すると、相手が答えてくれる可能性が一段と上がります。
・「お互いの長期的な誤解を避けるため、本題に入る前にお互いのイメージを共有しませんか?」
・「後でごちゃごちゃしたくないから、事前にこの言葉に対するイメージを共有しませんか?」
・「乗り遅れるといけないから、具体的な時間を決めよう」 ........ など
自分で言うのもなんですが、答えてくれそうな気がしませんか?
今のような「共有する」以外の「頼み事」なんかにも使えるものだと思います。
では「相手とのギャップ」は以上として、次のルールに移りたいと思います。
3-2. 質問のルールその② ” シャーロック・ホームズ になれ ! ”
私立探偵 シャーロック・ホームズに倣って話を進めたいと思います。
シャーロック・ホームズをこの題材に選んだ理由は
彼の ” 質問内容が良質 ” だからです。(個人的な意見です。)
ドロシー・リーズ(2018)にある一文を紹介します。
話しているときは何も学ばなかった。
ドロシー・リーズ(2018)『質問7つの力』 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
私が学んだのは、質問をしたときだけだ。
ー ルー・ホッツ 元ノートルダム大学 フットボールコーチ
ドロシー・リーズ(2018)によると、まず質問をする相手を 正しく選ぶ必要はあるが、正しい情報を得ないままだと「時間を無駄にする」「チャンスを逃す」「勝手な思い込みをする」「相手の欲しいものを与えない」といった、自分だけでなく、相手も巻き込むような絶望的な情景を思い浮かべることが出来ます。
対策として、「5W1H質問」を使いましょう。
小説やBBCが放送した「SHERLOCK」というドラマを見てもらうとよくわかると思います。シャーロック・ホームズは この「5W1H質問」を的確に使っています。
「5W1H質問」を知っている方は多いと仮定し、ここでは詳しい説明はしません。
ご参考までに↓
・What(なに)
・Where(場所)
・When(いつ)
・Why(なぜ)
・How(方法)
「5W1H質問」は、先に説明した " リスト " と合わせて使用することをお勧めします
3-3. 質問のルールその③ ” 効果的な質問をせよ! ”
効果的な質問には "2種類の質問 " があります。
それは ” 問題解決のための質問 ” ” 情報を手に入れるための質問 ” です。
・「もし~という方法・行動をとれば、何が起こるだろうか」.....など
・「どういう目的で使用するのか」
・「誰が関係しているのか」.....など
その場その場の状況(場所、人物、時間帯など)によって、的確に質問を使い分けることがコツです。
もう分かった方もいると思いますが、ここでも " リスト " が役に立ちます。
面倒ではありますが、活用・応用すると、とても便利なツールなので是非 !
3-4.質問のルールその④ “ 相手に話をさせろ!"
相手に自分のことを話させる。
これは親密度を上げる方法として聞いたことがあるでしょうか。
これは私の経験ですが、「この人と仲良くなりたい」そう思った時、
必ず、「自由回答式質問」をします。
理由は、仲良くなりたい人に、自分の経験談をストーリー形式で答えてもらうことで「自己開示」をしてもらうことが出来るからです。
メンタリストDaiGo(2019)より、「自己開示に適した10のテーマ」をご紹介します。
1.お金・健康に関する心配事
メンタリストDaiGo(2019)『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』マキノ出版
2.自分がイライラしたこと、許せないこと
3.人生で幸福を感じること、自分の楽しいこと
4.自分が改善したいこと
5.自分の夢や目標、野望
6.ユーモアを交えた性的な話
7.自分の弱点やマイナス面
8.怒ってしまう出来事
9.自分の趣味や興味
10.恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験
僕がよく使用しているテーマは
「5.自分の夢や目標、野望」
「2.自分がイライラしたこと、許せないこと」
「10.恥ずかしかった体験や罪悪感を覚えた体験」の3つです。
・これらのテーマは単体で使うよりも、複数を組み合わせて使用することをお勧めします。
・「自己開示」は自分が先に行うことをお勧めします。理由は、情報が何もない相手に、自分の情報を開示するのは少し気が引けてしまうからです。
4.まとめ
今回は「1.質問力とは」「2.質問する前の4つの自問自答」
「3. 会話における4つの質問ルール」
というテーマでお話しました。
ご参考になれば幸いです。
今回使用した書籍には、紹介したもの以外にも
「効果的な質問をさらに効果的に伝えるには」や「質問の力が組織を伸ばす」など(『質問7つの力』より)
「自己開示の順番、割合、テーマの3つに注意する」など(『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』より)
のような様々な知識を得ることが出来ます。
気になる方は下記の 参考文献 または 上記の 本書の信頼性 から
ご興味のある書籍をご覧くださいませ。
2度目になりますが、この記事は「書籍」と「私(Tomoya)の経験」が基となっています。
他にも同じような記事を書いている方がいるかと思います。
その方の記事も見ながら、” 自分にあった方法 ” を見出してください。
すると、より良い関係性や成果を生み出せると思います。
記事をご覧いただいて、ありがとうございました !
では
ー Tomoya(=^・・^=)
5. 参考書籍
・ドロシー・リーズ(2018)『質問7つの力』ディスカヴァー・トゥエンティワン
・メンタリストDaiGo(2019)『コミュ障でも5分で増やせる超人脈術』マキノ出版